板室温泉

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板室温泉

栃木の板室温泉(いたむろおんせん)は、栃木県那須塩原市にある温泉です。活火山である那須岳周辺に点在する7つの温泉を総称して、那須温泉、那須温泉郷と呼ばれているのですが、栃木の板室温泉はその1つになります。ただ、栃木の板室温泉は、他の6つの温泉とはやや離れた那須高原の西の端にあり、那珂川に沿った場所に存在する温泉です。

900年の歴史を誇り、古くから湯冶場として栄え、下野の薬湯として多くの人々に親しまれています。ちょうど江戸時代中期には、会津街道の宿場町としてにぎわっていた場所でもあったそうで、そんな背景だからこそ、湯冶場としての高い効能が巷に広まり、発展していったのかもしれません。昭和46年に国民保養温泉地に指定され、現在も療養目的の長期滞在客を受け入れている湯冶宿があるそうです。閑静な場所にあり、秘湯的な雰囲気のある温泉ですが、宿泊施設は湯冶宿を中心に19軒ほど存在します。そのなかには「板室温泉ゆめぐり加盟店」の宿が8軒あり、8軒あるうちの1軒に宿泊すると、他の宿の温泉も入浴できるのだそうです。最近はリゾート温泉や観光地としての温泉が多くありますが、栃木の板室温泉は今時珍しい観光地化をしていない、素朴で古き良き時代の温泉街…といった風情が残る温泉街が魅力です。

栃木の板室温泉の泉質は、アルカリ性単純温泉となっています。効能には、神経痛、筋肉痛、関節痛、高血圧症、婦人病、切り傷、疲労回復などが挙げられています。源泉は16ヶ所あり、泉温は37度〜48度。湯量は毎分3,000リットルとなっています。長い時間をかけて湯浴みをすると、より高い効果を期待できるそうですよ。

栃木の板室温泉の周辺には、那珂川の支流である沢名川にかかる小さな滝の乙女の滝や、高層湿原であり、また高山植物の宝庫にもなっている沼原湿原、栃木の板室温泉の守護神が祭られている板室温泉神社、昭和48年に閑静された深山ダムなどがあります。

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